●柳川
博多駅から地下鉄空港線で5分の天神駅で西鉄天神大牟田線に乗り換え特急(特急料金なし)で50分の柳川駅で下車。
戦国大名蒲池治久が築城し立花氏が城主となった柳川城を中心とする城下町。城は残っていないものの長いお堀が残っています。うなぎやムツゴロウ、ワラスボが名物。
先にいっておくと名物のお堀めぐりは参加しません。37度の炎天下で小舟に乗ると暑さで死ぬからです。
●柳川護国神社
柳川市三橋町高畑323-4。
●三柱神社
柳川市三橋町高畑323-1。
1783年創建。立花宗茂とその妻、立花誾千代、そして宗茂の養父である立花道雪を祀ります。
誾千代は当時では数少ない女性で家督を継いだ人物。宗茂も西国一の強者として同時代の多くの人物からべた褒めされる超人で、2人そろって数多くの伝説的な逸話を残しています。日本史には出てこないけど小説やゲームなどの創作にはよく出てくる人たちですね。道雪自身も落雷を切り裂いたという伝説と37戦37勝という強さを誇る化け物です。
2005年に放火により拝殿、門、回廊を焼失するという致命的な被害を受け、現在も復興中です。犯人は地元の消防団に所属しており「大火を消してほめられたかった」と語ったといわれます。
●日吉神社
柳川市板本町7。
37度の中3キロほど歩いて疲れてきたのでここで食事にしましょう。
●夜明茶屋
柳川市稲荷町94-1、11:30〜15:00・17:00〜22:00、火曜日休み。
ワケノシンノス(イソギンチャク)の味噌煮はショキショキとしたゼラチンっぽい食感で、本体は無味。エツ(カタクチイワシ科で絶滅危惧種)南蛮漬は少し生臭いですが普通の小魚の味。海茸(貝の一種)の干物は旨味が強くスルメみたいですが、やわらかくて非常にかみちぎりにくかったです。マジャク(砂に穴を掘って暮らしているシャコの仲間)のからあげは殻がやわらかいエビのような味。ムツゴロウの甘露煮はくずれたことにより原型をとどめていなかったので精神的な意味で食べやすかったです。
一番にぎわっている辺りを散策してみましょう。
●柳川藩主立花邸御花
柳川市新外町1、9:00〜18:00開館(資料館は17:30閉館)、展示替え中以外無休。
柳川藩主立花家の邸宅。現存する西洋館や松濤園は1910年に造られました。立花家資料館、ホテル、結婚式場、料亭を併設しています。
迎賓館として使われた西洋館。
大広間。結婚披露宴仕様の飾りつけがされています。
立花宗茂が部下に支給した金の兜。
松濤園。国指定名勝になっています。
●北原白秋生家・記念館
柳川市沖端町55-1、9:00〜17:00開館、年末年始休み、入館料500円。
●旧戸島家住宅
柳川市鬼童町49-3、9:00〜17:00開館、火曜日(火曜日が祝日の場合翌日)・年末年始休み、入館料100円(北原白秋生家の入館チケットで無料化)。
柳川藩士で中老の吉田兼儔が隠居のために建てた住宅。後に主人である立花家に献上されました。
●Café & GallaryBUNCHUM
柳川市稲荷町14-3、11:00~19:00営業、不定休。
アイスト・モカ(アメリカのシロップと生クリーム入りコーヒー)とザッハトルテ。
有明海の干満の差で魚を取る、くもで網。