愛知県・豊橋を歩いてきたので軽くまとめます。
●豊橋
東三河の中心都市。場所としては、愛知県の2つある大きな半島の右側のつけ根辺りにあります。安土桃山時代は吉田城の城下町、江戸時代は吉田宿と二川宿(訪問ずみ)という宿場町として栄えてきました。近代は軍都として反映し、製糸業や養蚕業も栄えました。戦後は工業都市として発展し現在に至ります。
豊橋駅。
日本では少なくなってきた市電が走っています。
まずは朝ご飯を食べましょう。
●まちのいどばた参八通り
公式HP:http://hmgs.jp/sanpachidouri/
豊橋市前畑町47、7:00~17:00営業(モーニングサービスは11:00まで)、木・金曜日休み(三八市か祝日の木・金曜日は営業するが14:00閉店)。
前畑駅で下車して徒歩5分ほど。大正初期創業の喫茶店。
当然パンもおいていますが、ここの名物モーニングはおかゆ。430円のコーヒーに+150円でおかゆセットがついてきます(モーニング時間限定)。
パン、おにぎり、ホットケーキ、パングラタンなど様々なモーニングがあって目移りします。
前畑駅から徒歩で吉田城方面に向かいます。
●吉田中安全秋葉山常夜燈
愛知県豊橋市八町通5。
秋葉信仰にともない、1805年に吉田城下で多発した大火への安全祈願などを目的に建てられました。市内に70個ほどありますが5メートル級のものはこれだけであり、建てられた位置の記録が明確に残っているのはめずらしいそうです。
●吉田城
豊橋市今橋町3(豊橋公園内)、10:00~15:00やぐら内見学可能、月・火曜日休み、無料。
1505年に長山一色城主である牧野古白が、今川氏親の命を受けて付近(ここではない点に注意)に城を築いたのが始まりとされます。松平氏と今川氏、牧野氏(今川氏配下)と戸田氏の間で争奪戦が続いたため城主が次々と変わり、徳川家康が今川氏を離反した際には酒井忠次が、徳川家康が豊臣秀吉に移封されたあとは池田輝政が城主を務めるなど、歴史に名を残す有名大名のものになったこともあります。江戸時代には吉田藩の藩庁として使われました。1873年に失火で焼失したあと1954年にやぐらが再建されます。
石垣が残っています。
やぐら。
内部は資料館。
やぐらからのながめ。吉田城は豊川に隣接しており文字通り「背水の陣」になっています。徳川家康が自身の城にはせずに配下の酒井忠次に城主を任せたのはこの「背水の陣」を嫌ったためだそうです。
豊橋公園には歩兵第十八聯隊の兵舎があったため、わずかに遺構が残っています。
●豊橋市公会堂
公式HP:http://www.bunzai.or.jp/publichall/
豊橋市八町通二丁目22、9:00~21:00開館(イベントで使用されていない時事務室に声かけすることにより見学可)、第3月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始休み。
1933年に建てられたロマネスク様式(他の様式の影響も受けている様子)の公会堂。講演会や式典、各種イベントに使用されています。その独特なデザインから映画などのロケ地としても使われます。
かつてイベントの時に使用された窓口。
建てられた当時のタイルだそうです。
飾り気のない1階。こういう、うす暗くて寒々しくてパイプむき出しのビルって良いですよね。
左右対称の館内。
鉄格子。戦時中は供出させられたそうです。
2階。ホールがあります。
西応接室。
ホール。
カーテンなどの舞台装置は舞台袖で動かします。
マイクや機材がおかれた舞台そで。
舞台裏。
舞台出演者の待合室。
控室の床。わずかに金粉が付着しており、これは舞台の出演者が金粉スプレーを体にふりかけた時に落ちたものだそうです。
東応接室。
かつて窓にはめられていたステンドグラス。
有機的なデザインの階段。
3階。
昭和天皇も利用された3階応接室(貴賓室)。国会議事堂払い下げのソファがあります。手前(下座)のソファはかたくてせまい反面座りやすく、サイド(上座)のソファはやわらかくて広い作り。細かいところでも上下の差がつけられたお堅い部屋。
開きづらい古い窓。
貴賓室のとなりには当時の古い家具がおかれています。
屋上のワシ。元は800キロもあるコンクリート製でしたが今は軽い樹脂製になっています。
屋上からのながめ。
オリジナルのコンクリート製のワシ。
●ハリストス正教会
豊橋市八町通3-15。
外部のみ見学可。1913年に建てられた愛知県最古の正教会で、国指定重要文化財です。
●安久美神戸神明社
公式HP:https://onimatsuri.jimdo.com/
豊橋市八町通3-17。
940年創建。主に天照皇大神を祀っています。1000年以上前から2月10~11日に豊橋鬼祭(国指定重要無形民俗文化財)が開かれています。
赤鬼。
●うどんそば屋「勢川本店」
公式HP:http://www.segawaudon.com/
豊橋市松葉町3-88、11:00~19:30営業、月曜日・第3火曜日休み。
1914年創業のうどん・そば屋。豊橋のB級グルメ、豊橋カレーうどんもあつかっています。
豊橋カレーうどん。
食べ進めると下からとろろご飯が現れます。カレーうどんの汁にとろろも入っているのでカレーとは少し違う味わい。カレーうどんにとろろとご飯が入っているという愛知らしいゴチャゴチャとした料理ですがカレーうどんの汁を最後までおいしく味わえる完成度の高い1品です。
今回はこれで終わりです。地味ながら歴史ある面白い町でした。
●豊橋
東三河の中心都市。場所としては、愛知県の2つある大きな半島の右側のつけ根辺りにあります。安土桃山時代は吉田城の城下町、江戸時代は吉田宿と二川宿(訪問ずみ)という宿場町として栄えてきました。近代は軍都として反映し、製糸業や養蚕業も栄えました。戦後は工業都市として発展し現在に至ります。
豊橋駅。
日本では少なくなってきた市電が走っています。
まずは朝ご飯を食べましょう。
●まちのいどばた参八通り
公式HP:http://hmgs.jp/sanpachidouri/
豊橋市前畑町47、7:00~17:00営業(モーニングサービスは11:00まで)、木・金曜日休み(三八市か祝日の木・金曜日は営業するが14:00閉店)。
前畑駅で下車して徒歩5分ほど。大正初期創業の喫茶店。
当然パンもおいていますが、ここの名物モーニングはおかゆ。430円のコーヒーに+150円でおかゆセットがついてきます(モーニング時間限定)。
パン、おにぎり、ホットケーキ、パングラタンなど様々なモーニングがあって目移りします。
前畑駅から徒歩で吉田城方面に向かいます。
●吉田中安全秋葉山常夜燈
愛知県豊橋市八町通5。
秋葉信仰にともない、1805年に吉田城下で多発した大火への安全祈願などを目的に建てられました。市内に70個ほどありますが5メートル級のものはこれだけであり、建てられた位置の記録が明確に残っているのはめずらしいそうです。
●吉田城
豊橋市今橋町3(豊橋公園内)、10:00~15:00やぐら内見学可能、月・火曜日休み、無料。
1505年に長山一色城主である牧野古白が、今川氏親の命を受けて付近(ここではない点に注意)に城を築いたのが始まりとされます。松平氏と今川氏、牧野氏(今川氏配下)と戸田氏の間で争奪戦が続いたため城主が次々と変わり、徳川家康が今川氏を離反した際には酒井忠次が、徳川家康が豊臣秀吉に移封されたあとは池田輝政が城主を務めるなど、歴史に名を残す有名大名のものになったこともあります。江戸時代には吉田藩の藩庁として使われました。1873年に失火で焼失したあと1954年にやぐらが再建されます。
石垣が残っています。
やぐら。
内部は資料館。
やぐらからのながめ。吉田城は豊川に隣接しており文字通り「背水の陣」になっています。徳川家康が自身の城にはせずに配下の酒井忠次に城主を任せたのはこの「背水の陣」を嫌ったためだそうです。
豊橋公園には歩兵第十八聯隊の兵舎があったため、わずかに遺構が残っています。
●豊橋市公会堂
公式HP:http://www.bunzai.or.jp/publichall/
豊橋市八町通二丁目22、9:00~21:00開館(イベントで使用されていない時事務室に声かけすることにより見学可)、第3月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始休み。
1933年に建てられたロマネスク様式(他の様式の影響も受けている様子)の公会堂。講演会や式典、各種イベントに使用されています。その独特なデザインから映画などのロケ地としても使われます。
かつてイベントの時に使用された窓口。
建てられた当時のタイルだそうです。
飾り気のない1階。こういう、うす暗くて寒々しくてパイプむき出しのビルって良いですよね。
左右対称の館内。
鉄格子。戦時中は供出させられたそうです。
2階。ホールがあります。
西応接室。
ホール。
カーテンなどの舞台装置は舞台袖で動かします。
マイクや機材がおかれた舞台そで。
舞台裏。
舞台出演者の待合室。
控室の床。わずかに金粉が付着しており、これは舞台の出演者が金粉スプレーを体にふりかけた時に落ちたものだそうです。
東応接室。
かつて窓にはめられていたステンドグラス。
有機的なデザインの階段。
3階。
昭和天皇も利用された3階応接室(貴賓室)。国会議事堂払い下げのソファがあります。手前(下座)のソファはかたくてせまい反面座りやすく、サイド(上座)のソファはやわらかくて広い作り。細かいところでも上下の差がつけられたお堅い部屋。
開きづらい古い窓。
貴賓室のとなりには当時の古い家具がおかれています。
屋上のワシ。元は800キロもあるコンクリート製でしたが今は軽い樹脂製になっています。
屋上からのながめ。
オリジナルのコンクリート製のワシ。
●ハリストス正教会
豊橋市八町通3-15。
外部のみ見学可。1913年に建てられた愛知県最古の正教会で、国指定重要文化財です。
●安久美神戸神明社
公式HP:https://onimatsuri.jimdo.com/
豊橋市八町通3-17。
940年創建。主に天照皇大神を祀っています。1000年以上前から2月10~11日に豊橋鬼祭(国指定重要無形民俗文化財)が開かれています。
赤鬼。
●うどんそば屋「勢川本店」
公式HP:http://www.segawaudon.com/
豊橋市松葉町3-88、11:00~19:30営業、月曜日・第3火曜日休み。
1914年創業のうどん・そば屋。豊橋のB級グルメ、豊橋カレーうどんもあつかっています。
豊橋カレーうどん。
食べ進めると下からとろろご飯が現れます。カレーうどんの汁にとろろも入っているのでカレーとは少し違う味わい。カレーうどんにとろろとご飯が入っているという愛知らしいゴチャゴチャとした料理ですがカレーうどんの汁を最後までおいしく味わえる完成度の高い1品です。
今回はこれで終わりです。地味ながら歴史ある面白い町でした。