【下呂温泉編】1泊2日で下呂温泉と飛騨金山を歩く 1泊目 の続きです。

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「花いかだ」の朝ご飯。女将さんが納豆や手作り味噌を持ってきたので味噌だけもらいました。

さて、下呂はあとでまわることにして、飛騨金山に行きます。

●飛騨金山
下呂駅から高山本線で25分、または特急ひだで20分の飛騨金山駅下車。
江戸時代は4つの藩の境目にある宿場町として栄え、1970年代には岩屋ダム建設により大いに最盛期をむかえたそうです。昭和の栄えていた町並みが残る筋骨(飛騨地方の方言で、骨や筋のようにからみ合う細い公道のこと)をめぐることができるというのを売りにしています。
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飛騨金山駅。筋骨めぐりのマップもおいてあります。

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まずは駅から真っすぐ歩いていきましょう。

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大船渡の渡し。飛騨金山駅からまっすぐ歩いて3分ほど。1928年に鉄道が開通して金山橋ができるまで、飛騨と美濃を結ぶ渡船場でした。
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飛騨川。

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金山橋。

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境橋。飛騨川から分岐した馬瀬川にかかる橋です。

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境橋の前にある子守地蔵尊。1770年ごろ、病気の子を持つ母が、馬瀬川から光っていた地蔵を引きあげて祀ったところ、子の病が治ったといわれます。大船渡の渡し近くに祀られていましたが移転を繰り返し、今の場所に来ました。

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小森地蔵尊を背にして境橋を渡ったところにある造り酒屋。

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筋骨。

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清水楼(下呂市金山町金山2129、閉業ずみ)といううなぎ屋脇の清水。
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飲み水やものを冷やしたり、洗濯するのに使えます。飲みたかったけど、私はよそ者なのでやめておきます。

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うなぎ屋の清水楼。城造り建築。

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魚織(下呂市金山町金山2225-2)の向かいの階段。
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良い階段。

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魚織向かいの階段をおりてすぐのところにある階段をあがり、左折すると橋が見えてくるので、橋の下へ行ってみます。

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橋の下の筋骨。
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清水。
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清水。
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公道なので歩いて良いはずですが少し緊張しますね。

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橋の近くにある古い銭湯。中を見学できます。
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鎮守山。観音様や、仁徳天皇の時代に現れて討たれた伝説上の人物、リョウメンスクナの石碑があります。

リョウメンスクナはネットの怖い話でも有名ですね。一般には天皇の命に従わず略奪を繰り返す逆賊とされますが、地元では祭祀をつとめ民衆を救う存在としての話も残っています。天皇の命令に背いた結果、野蛮で残虐な人物ということにされてしまうよくあるパターンっぽいですね。
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観音様のお堂。
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リョウメンスクナの石碑。
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体の両面に顔と手があります。

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●ドライブイン飛山
8:30〜19:30営業、無休。レストランと土産屋を併設するドライブイン。
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ドライブイン飛山で朴葉味噌定食1650円を食べます。

さて、次はタクシーを使って移動します。

●金山巨石群(岩屋岩陰遺跡)
下呂市金山町岩瀬高平、飛騨金山駅から車で20分、バスの場合は駅前から八坂駅まで乗り、徒歩で2.5キロほど歩く必要があります。バスの本数は少ないため、スケジュールを綿密に組み立てるか、あきらめてタクシーを使う方が良いでしょう。
縄文時代の遺跡。近年の調査で、天文観測に使うことができる機能を持っている可能性が示唆されています。縄文時代に太陽暦が使われていた可能性をうかがわせるおどろくべきスポットです。

ちなみにタクシーを使うと片道6,000円以上かかります。今回は「観光目的のチャーター」というあつかいにしてもらい、往復6,000円に負けてもらいました。トラブルのないよう事前に交渉しておきましょう。

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説明難しい。簡単にまとめると、季節によって変化する太陽や星の位置を観測できるということですね。巨石を綿密な計算の上で配置しており、縄文人が私よりも高い知能を持っていたことが分かります。
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飛騨金山はこれくらいにして、下呂温泉にもどります。

●温泉寺
下呂市湯之島680。1671年建立。
白鷺に姿を変えて噴泉地の場所を告げた、薬師如来を祀る寺です。
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階段長い。
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1671年に建てられた本堂。

近くに共同浴場がありました。

●白鷺の湯
下呂市湯之島856-1、10:00〜22:00営業、水曜日休み、入湯料400円。1926年から続く共同浴場。
サウナと露天風呂がなく循環式でしかも混んでいそうだったので、パスして昨日の幸乃湯に行きました。
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これで下呂温泉旅行は終わりです。

下呂は見どころ自体はそれほどありませんが、湯治目的や、高山など周囲の観光の拠点にするには良いですね。あと、知名度低めの飛騨金山が面白かったのは発見でした。



●次はどこに行く? (他の旅行記事に移動します)●
・日本三名泉、草津温泉へ

・日本三名泉、有馬温泉へ