愛知県・西尾を歩いてきたので軽くまとめます。
●西尾
西尾城を中心とした城下町。「三河の小京都」といわれ、抹茶の名産地でもあります。
西尾城を中心とした城下町。「三河の小京都」といわれ、抹茶の名産地でもあります。
ちなみに佐久島へ向かうには、ここからバスにのり一色港へ向かうのがスムーズです。
小京都といわれて想像するほど古びた町並みが残っているわけではありませんが、古めの建物がちらほらあるほか、細い路地や寺院の密集したエリアから城下町のなごりを感じます。
西尾茶を購入。
●抹茶ラボ西尾伝想茶屋店
西尾市錦城町122、10:00〜17:00営業、月曜日休み。西尾の抹茶を味わえる店。普通の抹茶の他、ジェラートやかき氷、パフェを提供しています。
●殉教記念碑、女工焼死事件の弔魂碑
西尾市葵町59。
女工焼死事件の弔魂碑。1900年1月23日、一宮市光明寺町の紡布工場で火災が発生し31名が死亡、6名が負傷しました。被害者20名が西尾市出身であったことから西尾市内に弔魂碑が建てられます。表に被害者の名前、裏面に弔魂碑建立発起人の名前があります。
殉教記念碑。江戸時代末期〜明治時代の僧侶石川台嶺や民衆は、1871年に廃仏毀釈に反発する抗議活動を行いました。それは暴動に発展し役人1名が殺害される事態に発展します。石川台嶺はこの碑のあった場所で処刑されました。
暴動ですが、Wikipediaの情報を見る限り、明確に誰が悪いというわけではなく、急激な時代の変化の中でさまざまなデマが流れたり不満がたまり、民衆が集団心理で暴走してとまらなくなる、大昔から現代まで何億回とくり返されてきたパターンに見えます。
●尚古荘
西尾市錦城町176-1。
昭和初期に米穀商の岩崎明三郎により作られた庭園。西尾城東の丸の遺構を生かした作り。建物の大広間はイベントなどで使われます。
庭園内に一般のコスプレイヤーがいました。「尚古荘」で検索すると関連語句に「コスプレ」が出てくるあたり、コスプレイヤー人気が高いのかもしれません。
●西尾城
跡西尾市錦城町231-1。
1221年、後鳥羽上皇が北条義時を討伐しようとして失敗します(承久の乱)。その際の手柄で三河国守護を命じられた足利義氏が西条城を建てたことから始まったとされます。その子孫は吉良氏を名乗ります。戦国時代には城主が次々と入れ替わり城郭が拡大し、1585年に徳川家康の命令で建てられた城が近世の西尾城の基礎となります。本多康俊が西尾藩主として入城したあと、江戸時代には譜代大名の間で城主が次々と変わり、明治維新にともない取り壊されました。平成に入ると公園となって復元が進み、2020年7月には二之丸丑寅櫓と土塀が復元されました。
●カテキン堂
西尾市鶴ヶ崎町4-11、10:00〜18:00営業、月〜木曜日休み。
1910年に建てられた郵便局を利用した店。西尾の抹茶を利用したカテキン焼きが名物。
今回はこれで終わりです。4時間くらいでまわれました。愛知は知名度低めで地味だけど行ったら面白いスポットが多くて奥が深いですね。
●次はどこに行く? (他の旅行記事に移動します)●
・西尾駅からバスに乗って佐久島へ。
・徳川家康と八丁味噌で有名な岡崎へ。
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・西尾駅からバスに乗って佐久島へ。
・徳川家康と八丁味噌で有名な岡崎へ。