岐阜駅の周辺を歩いてきたので軽くまとめます。
今回は岐阜城のふもとまでバスで行って、徒歩で岐阜駅までもどりたいと思います。岐阜城や古い町並みなどに加えて、駅近くの古い商店街も探索していきます。
岐阜駅周辺自体は10年前に観光したことがありますし、岐阜や愛知を観光する際に何度か乗り換えに使ったり通過したりしています。
岐阜駅。
岐阜駅前にある黄金の信長像。実際に金箔が貼られています。
駅前のバス停12番乗り場でバスに乗って「岐阜公園歴史博物館前」で下車すると岐阜公園にたどり着きます。
岐阜公園。山の上に小さく岐阜城が見えますね。行ってみましょう。
岐阜城は徒歩でも行けますが、イノシシも出没する山道を延々と歩く感じになるのでこだわりがなければロープウェーを使っていきましょう。片道630円、往復1,100円です。
登ったところにあるレストラン(ル・ポン・ドゥ・シェル)で「勝ち戦!信長どて丼」1,000円を食べます。外の景色すごくないですか?
レストランの上は展望台になっています。
あまり高い建物がないので景色がすごいことになっていますね。
城を目指して進みます。
井戸跡。岩盤をくりぬいて雨水をためて非常時用に貯水していたとされます。
内部は資料館です。
城からの眺め。
さっきの展望台と大体同じ眺め。
徒歩2分ほどの小さな資料館では大河ドラマ『麒麟がくる』の衣装が展示されていました。10年前も入ったはずなのですが当時何を展示していたか記憶にない……。
よーく見ると刀の鍔がプラスチックだったり、扇が印刷丸出しだったり、着物の細かい部分が仮縫いっぽかったりと衣裳感があります。私は『麒麟がくる』を見たことがないのですが、好きな人であれば見応えがありそうです。
戦国時代の石垣と井戸跡。
ロープウェーで山からおりて次のスポットを目指します。
大仏殿自体もカッコいいですね。江戸時代後期の建物で岐阜市重要文化財になっています。
大仏。岐阜県重要文化財で江戸時代後期のものです。
大仏の周りをまわるようにらせん状の通路が作られています。
上の方に通路がありますね。
横から見ると微笑んでいるように見える気がする。
五百羅漢像。天和年代(1681年~1684年)に作られ、1891年の濃尾地震で落ちて多くが破損したそうです。
少し歩いて古い町並みを訪ねます。長良川の水運を利用した川港として栄えた通りです。よく見ると古い建物はそこまで残っていない気がしますが、雰囲気自体はいいですね。
長良川の鵜飼観覧船乗り場付近。
ここまでは岐阜の王道スポットばかりでしたが、ここからは岐阜駅周辺の商店街も見ていきましょう。
岐阜駅周辺は商店街を中心に古い建物が多く、味わいのある店が残っています。取り壊されて空き地になったり駐車場になっているところも多く、柳ヶ瀬商店街が今後再開発されるという話もあるので早めに行った方がいいかもしれません。
小柳町周辺。
柳ヶ瀬商店街。古い通りですが恐竜のイベントをやっていてにぎわっていました。
動いてほえるティラノサウルスのロボット。他にもいくつかロボットが出ていたり、恐竜の風船やグッズを売ったりしていました。これは「柳ケ瀬ジュラシックアーケード」というイベントで、今年で10回目(3年ぶり)とのことです。古い商店街ながら生き残りをかけて盛りあげようとしていますね。
商店街にはシャッターが閉まった店もありますが、その雰囲気を求めてやってきた若い店もいくつか入っているようです。そのうちの一つに入ってみました。
●やながせ倉庫団地
公式HP:http://yanagasesouko.com/
岐阜市弥生町10、12:00~19:00開館、水曜日休み(店舗により異なる)。
築50年の古ビルを改装したレンタルスペース。複数のアトリエやギャラリーが入っています。
入口。
商品はアートっぽいものが多くてわざとじゃなくても写真に写ると著作権的なアレがあると思うので、商品がおかれていない階段を撮影。
古いビルの階段っていいよね。
ビルの中庭。
古いビル特有のからまったパイプやコード好き。
ここはたぶん入ったらいけないやつですね。
ビルの上に何かつりさがってる。
中にカフェがあったので入りましたが目の前の景色すごくないですか?
カフェ内のピアノにジョン・ケージ『4分33秒』の楽譜がおかれているというサブカルジョーク。
商店街の裏路地。
令和ではないセンスの庇(ひさし)。
古い商店街ですがチェーンじゃない若い店も入っていて、ただ衰退するだけでなくてある程度は新陳代謝しているのを感じます。
同じ柳ヶ瀬商店街でもにぎやかなところと静かなところがある。
ここ何かすごそう。
解体途中の建物があったりかなり傷んでいますがどれくらいの店が生きているんですかね。
適当にパシャパシャ撮っているからどこの写真か分からないことになる。
続いて繊維問屋街も見てみましょう。簡単にいうと、北満州から引きあげてきた人たちが戦後のバラックで古着を売っていたところから発展した問屋街とのことです。古着だけでなく新しく服を作って売るようになり大いに栄えましたが、今は衰退して県中心部の駅前とは思えないような雰囲気になっています。
シャッターが閉まり、板が打ちつけられた通り。
でも最近何かがオープンしているようです。
何がオープンしたんだろう。
何もなすぎて消失点が見えそう。
たまにシャッターが開いて明かりがついている店があります。
これが全部開いていたとするとかなりのにぎわいですよね。
古いビルの上に小屋が増築されたり緑が広がってるの好き。
婚礼寝具という単語に時代を感じる。
繊維問屋街の裏の壁。アートっぽく飾られており、寂れた雰囲気が好きな人が見るとがっかりするかもしれませんが、ここで働いている人的にはきれいにしておきたいという気持ちも分かるので難しいところ。
繊維問屋街の4丁目、「4」という数字がこれでもかと強調されていて怖くないですか?
暗くなってくるといい雰囲気になります。
県中心部の駅前とは思えない町並みですが、よそ者として歩いている分には雰囲気があって楽しい場所でした。
駅ビル「アクティブG」のはしもとパーラーで飛騨牛トリュフデミグラスハンバーグを食べて今日は終わりです。
記事の半分が寂れた商店街になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
商店街の雰囲気は抜群にいいので、よそ者としては、下手に再開発せずに古びた雰囲気を上手く生かして発展してほしいと感じました。
※動画でもまとめました
※繊維問屋街の動画はこちら
今回は岐阜城のふもとまでバスで行って、徒歩で岐阜駅までもどりたいと思います。岐阜城や古い町並みなどに加えて、駅近くの古い商店街も探索していきます。
岐阜駅周辺自体は10年前に観光したことがありますし、岐阜や愛知を観光する際に何度か乗り換えに使ったり通過したりしています。
岐阜駅。
岐阜駅前にある黄金の信長像。実際に金箔が貼られています。
駅前のバス停12番乗り場でバスに乗って「岐阜公園歴史博物館前」で下車すると岐阜公園にたどり着きます。
岐阜公園。山の上に小さく岐阜城が見えますね。行ってみましょう。
岐阜城は徒歩でも行けますが、イノシシも出没する山道を延々と歩く感じになるのでこだわりがなければロープウェーを使っていきましょう。片道630円、往復1,100円です。
登ったところにあるレストラン(ル・ポン・ドゥ・シェル)で「勝ち戦!信長どて丼」1,000円を食べます。外の景色すごくないですか?
レストランの上は展望台になっています。
あまり高い建物がないので景色がすごいことになっていますね。
城を目指して進みます。
井戸跡。岩盤をくりぬいて雨水をためて非常時用に貯水していたとされます。
●岐阜城
金華山天守閣18。
9:30~17:30開館(元旦のみ6:30~16:30)、年中無休、入城料200円。
二階堂氏が金華山に建てた砦が起源といわれます。その後斉藤道三に城主が移り、やがて織田信長によって再建され、信長の息子や豊臣秀吉の親戚、家臣(池田輝政など)に城主が移るなど意外と多くの歴史上の偉人と関係があります。今の城は1956年に再建された鉄筋コンクリート製です。
内部は資料館です。
城からの眺め。
さっきの展望台と大体同じ眺め。
徒歩2分ほどの小さな資料館では大河ドラマ『麒麟がくる』の衣装が展示されていました。10年前も入ったはずなのですが当時何を展示していたか記憶にない……。
よーく見ると刀の鍔がプラスチックだったり、扇が印刷丸出しだったり、着物の細かい部分が仮縫いっぽかったりと衣裳感があります。私は『麒麟がくる』を見たことがないのですが、好きな人であれば見応えがありそうです。
戦国時代の石垣と井戸跡。
ロープウェーで山からおりて次のスポットを目指します。
●岐阜大仏(正法寺)
岐阜市大仏町8、9:00~17:00拝観可能、拝観料200円。
正法寺の中にある大仏で、日本三大仏(鎌倉の大仏、奈良の大仏)の1つとされることもあります。日本最大規模の乾漆仏(美濃和紙に経典を書き、はりつけ、上から漆と金箔を塗ったもの)でもあります。
正法寺の中にある大仏で、日本三大仏(鎌倉の大仏、奈良の大仏)の1つとされることもあります。日本最大規模の乾漆仏(美濃和紙に経典を書き、はりつけ、上から漆と金箔を塗ったもの)でもあります。
大仏殿自体もカッコいいですね。江戸時代後期の建物で岐阜市重要文化財になっています。
大仏。岐阜県重要文化財で江戸時代後期のものです。
大仏の周りをまわるようにらせん状の通路が作られています。
上の方に通路がありますね。
横から見ると微笑んでいるように見える気がする。
五百羅漢像。天和年代(1681年~1684年)に作られ、1891年の濃尾地震で落ちて多くが破損したそうです。
少し歩いて古い町並みを訪ねます。長良川の水運を利用した川港として栄えた通りです。よく見ると古い建物はそこまで残っていない気がしますが、雰囲気自体はいいですね。
長良川の鵜飼観覧船乗り場付近。
ここまでは岐阜の王道スポットばかりでしたが、ここからは岐阜駅周辺の商店街も見ていきましょう。
岐阜駅周辺は商店街を中心に古い建物が多く、味わいのある店が残っています。取り壊されて空き地になったり駐車場になっているところも多く、柳ヶ瀬商店街が今後再開発されるという話もあるので早めに行った方がいいかもしれません。
小柳町周辺。
柳ヶ瀬商店街。古い通りですが恐竜のイベントをやっていてにぎわっていました。
動いてほえるティラノサウルスのロボット。他にもいくつかロボットが出ていたり、恐竜の風船やグッズを売ったりしていました。これは「柳ケ瀬ジュラシックアーケード」というイベントで、今年で10回目(3年ぶり)とのことです。古い商店街ながら生き残りをかけて盛りあげようとしていますね。
商店街にはシャッターが閉まった店もありますが、その雰囲気を求めてやってきた若い店もいくつか入っているようです。そのうちの一つに入ってみました。
●やながせ倉庫団地
公式HP:http://yanagasesouko.com/
岐阜市弥生町10、12:00~19:00開館、水曜日休み(店舗により異なる)。
築50年の古ビルを改装したレンタルスペース。複数のアトリエやギャラリーが入っています。
入口。
商品はアートっぽいものが多くてわざとじゃなくても写真に写ると著作権的なアレがあると思うので、商品がおかれていない階段を撮影。
古いビルの階段っていいよね。
ビルの中庭。
古いビル特有のからまったパイプやコード好き。
ここはたぶん入ったらいけないやつですね。
ビルの上に何かつりさがってる。
中にカフェがあったので入りましたが目の前の景色すごくないですか?
カフェ内のピアノにジョン・ケージ『4分33秒』の楽譜がおかれているというサブカルジョーク。
商店街の裏路地。
令和ではないセンスの庇(ひさし)。
古い商店街ですがチェーンじゃない若い店も入っていて、ただ衰退するだけでなくてある程度は新陳代謝しているのを感じます。
同じ柳ヶ瀬商店街でもにぎやかなところと静かなところがある。
ここ何かすごそう。
解体途中の建物があったりかなり傷んでいますがどれくらいの店が生きているんですかね。
適当にパシャパシャ撮っているからどこの写真か分からないことになる。
続いて繊維問屋街も見てみましょう。簡単にいうと、北満州から引きあげてきた人たちが戦後のバラックで古着を売っていたところから発展した問屋街とのことです。古着だけでなく新しく服を作って売るようになり大いに栄えましたが、今は衰退して県中心部の駅前とは思えないような雰囲気になっています。
シャッターが閉まり、板が打ちつけられた通り。
でも最近何かがオープンしているようです。
何がオープンしたんだろう。
何もなすぎて消失点が見えそう。
たまにシャッターが開いて明かりがついている店があります。
これが全部開いていたとするとかなりのにぎわいですよね。
古いビルの上に小屋が増築されたり緑が広がってるの好き。
婚礼寝具という単語に時代を感じる。
繊維問屋街の裏の壁。アートっぽく飾られており、寂れた雰囲気が好きな人が見るとがっかりするかもしれませんが、ここで働いている人的にはきれいにしておきたいという気持ちも分かるので難しいところ。
繊維問屋街の4丁目、「4」という数字がこれでもかと強調されていて怖くないですか?
暗くなってくるといい雰囲気になります。
県中心部の駅前とは思えない町並みですが、よそ者として歩いている分には雰囲気があって楽しい場所でした。
駅ビル「アクティブG」のはしもとパーラーで飛騨牛トリュフデミグラスハンバーグを食べて今日は終わりです。
記事の半分が寂れた商店街になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
商店街の雰囲気は抜群にいいので、よそ者としては、下手に再開発せずに古びた雰囲気を上手く生かして発展してほしいと感じました。
※動画でもまとめました
※繊維問屋街の動画はこちら
もっとも全エリアが再開発ではありませんが