今回は埼玉県の秩父にやって来ましたので軽くまとめます。霊験あらたかな秩父三社を1日ですべて回りたいと思います。
いろいろあって夜からのスタートです。
いろいろあって夜からのスタートです。
秩父駅構内のフードコートはメニューや雰囲気が観光客向け。フードコート内にあるわらじかつ亭のわらじかつ丼の大。見た目のインパクトはありますが脂のしつこさがないので意外と食べきれます。最後はだし汁をかけてとんかつ茶漬けにできます。
秩父神社。明日寄るので説明はまた後ほど。
通りかかった地元の方が丁寧に頭を下げていきます。愛されていますね。
記事が始まって早々ですが、夜なので宿へ移動します。
●秩父温泉だいます旅館
秩父市中村町1-2-11。
16部屋の小さな宿。部屋は風呂トイレなしですが秩父温泉の大浴場があります。古びていますがよく掃除されています。
パッチワークが趣味のようであちらこちらに飾られています。
1人でちょうど良いサイズ。
夕食は、秩父の名物であるホルモン焼を食べることにします。
●ホルモンまる助
秩父市熊木町9-5。17:00〜23:00営業、不定休。
旅館のおすすめ店。女将さんによると混んでいるので事前に電話した方がいいとのことです。
旅館のおすすめ店。女将さんによると混んでいるので事前に電話した方がいいとのことです。
電話したところぎりぎり空いていました。
生モツとカシラ。
一人焼肉楽しい。
旅館にもどって温泉に入ります。秩父温泉満願の湯(奥長瀞にある日帰り温泉施設)でくんだ温泉をタンクローリーで持ってきているそうです。アルカリ性ですがぬるぬる感はなく普通のお湯っぽい感じです。
次の日。
●秩父神社
秩父市番場町1-3。
知知夫彦命(八意思兼命の子孫。子孫が後の武蔵国西部を治める国造になります)が八意思兼命(引きこもった天照大神を岩戸から出す策を思いついた知恵の神)を祀ったところから始まった神社で、2100年ほどの歴史があるとされます。秩父三社の1つであり秩父地方の総鎮守。
社殿は武田信玄に焼かれたあと徳川家康に修理されました。
見事な装飾。
社殿の左甚五郎作の子宝子育ての虎。当時の狩野派のルールに基づき母親がヒョウとして描かれています。
秩父が舞台として登場する『心が叫びたがってるんだ』とのコラボ絵馬。
社殿の左側の壁にいるお元気三猿。ここを再建した徳川家康の日光東照宮と同じく3匹の猿の彫刻ですが、通常とは異なり、よく聞き、よく話し、よく見ています。
社殿の裏の壁にいる北辰の梟。体は社殿、顔はこちらを向いています。
社殿の裏にある天神地祇社。日本中の一宮(最も格式が高い神社)の神を祀っています。その数何と75。
そうそうたる面々が並びます。こうして見ると半分くらいはどこかで出会っています。
社殿の右の壁にいるつなぎの龍。左甚五郎作。近くにある天ヶ池で龍が暴れたあとは必ずこの下に水たまりができたそうです。この龍を鎖でしばってからは、龍は出現しなくなりました。
乳銀杏。乳のようなこぶができた異形の銀杏。
神社前でめんまさん(秩父が舞台として登場する『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のヒロイン)に遭遇。
さて、次は秩父駅から20分ほど電車に乗って長瀞に移動しましょう。
長瀞駅にいた鉄道むすめの1人、桜沢みなの。秩父鉄道の駅務係で特技は暗算。多人数の発券業務にすぐ対応できます。
長瀞駅。
駅前の観光案内所でレンタサイクルを借ります。ギヤつきで、車輪が小さく操作性がいいです。
今回は秩父三社めぐりがメインですが、せっかくなので荒川も見にいきます。
荒川を自転車で15分ほどのぼっていきます。川に沿って道があるわけではないので、道中は普通の町です。
上長瀞駅前を通過。
荒川の上流。
そこそこきれいなのですが、先日四万十川にいってしまったのでどうしても比べてしまいます。四万十川とくらべると視界は悪いです。
親鼻橋近くにある紅簾石片岩。親鼻団地横の民家の隙間を抜けるとあります。石英の中に紅簾石をふくんでおり赤くかがやきます。この規模で露出していることはめったになく、天然記念物に指定され、ナウマン(ナウマン象の名づけ親)を始め多くの学者が訪れたそうです。
わずかに赤く光っています。分かりますかね。
ポットホールがありました。穴に入った岩が水の流れで回転してできたものです。
始めどこから入るか分からず、ラインくだり乗り場から入ってしまったのですが、ロッククライミングするはめになったので絶対にお勧めしません。ちゃんと民家の隙間から入りましょう。
ここでちょっと昼食です。
●味里
秩父郡皆野町大字金崎32-1。11:00〜16:00営業、水曜日休み。
きのこ天ざるそば。
次は秩父三社の1つ、寶登山神社へいきます。
●寶登山神社
長瀞町長瀞1828。
1900年前、日本武尊が東国地方平定の際宝登山にのぼろうとしましたが山火事にまきこまれてしまいます。その時山犬に助けられて無事に難を逃れることに成功し、山の神の使いである山犬への感謝をこめて山に「火止山(ほどやま)」と名づけ、山頂に神々を祀ったところから始まりました。
本殿の装飾。儒教の教えを図案化した彫刻があります。1つ1つは面白いのですが、文章に起こすとめっちゃくちゃ長いので自分で読んでみてください。
みそぎの泉。本殿の囲いの中にあるみそぎの泉。日本武尊が登山前に身を清めた場所。
みそぎの泉。本殿の囲いの中にあるみそぎの泉。日本武尊が登山前に身を清めた場所。
日本武尊社。ここを作った日本武尊を祀ります。
天満神社。菅原道真を祀ります。
寶玉稲荷神社。日本神話に登場する倉稲魂命を祀る神社。
藤谷淵神社。現在の長瀞地区である藤谷淵村にあった8社を合わせて祀った神社。豪華な面々。
水神社。清水の神を祀ります。水質の関係上、飲むのは自己責任らしいです。
●山草
秩父郡長瀞町長瀞718-2。10:00~23:00、火曜日休み。
喫茶店。果物を使ったシロップかき氷を扱います。
地元農家の桃をシロップにつけこんで作った桃のかき氷。氷もふわふわでおいしい。
さて、長瀞駅から秩父駅にもどり、さらに西武秩父駅からバスで75分かけて三峰神社にいきます。
●三峰神社
公式HP:http://www.mitsuminejinja.or.jp/
公式HP:http://www.mitsuminejinja.or.jp/
秩父市三峰298-1。西武秩父駅からバスで75分の三峰神社前で下車。さらに徒歩10分。
1900年前に日本武尊が創建し、イザナギとイザナミを祀ります。また、神の使いであるオオカミが日本武尊を案内したことから、お犬さまの信仰が残ります。
お犬さま。
御神木。さわってパワーをもらえるそうです。
拝殿の装飾。
摂末社。全国の神々を祀った24の摂社、末社があります。
日本武尊銅像。体長5.2メートル。
国産み中のイザナギとイザナミ。2人ともかわいいのですが、どうせ最後はイザナミがゾンビ化して別離する鬱エンドです。
写真はないですが、このあと神社の敷地内にある興雲閣という宿泊施設で日帰り温泉に入ります。アルカリ性で少しぬるつきます。
遥拝殿。
また75分かけて西武秩父駅にもどり、駅の近くで夕食を食べます。
●エデン
秩父市野坂町1-20-9。11:00〜20:30営業、木曜日休み。
秩父の豚を使った洋食屋。40年の歴史があります。