【智頭+三朝温泉編】鳥取4泊5日旅行 4日目の続きです。
●荒砂神社
鳥取旅行5日め、最終日です。この日は智頭に向かいます。
●智頭
鳥取県の東南に位置します。平安時代から因幡国と美作国の境の志戸坂峠を越える途中の道として栄え、江戸時代は鳥取藩で最大規模の宿場町でした。杉の林におおわれており杉の町としても知られています。ちなみに町としての面積の93%が山林。
駅前にある、木に隠れたマップ。川を越えた向こうが古い町です。
●塩屋出店
八頭郡智頭町智頭545。石谷家の江戸時代の分家。石谷古兵衛により出された店。1889年に焼失したあとの再建です。
消防屯所。レトロかわいい(←いかにもボキャブラリーが貧困そうだけど便利な言葉)。
●諏訪神社
参拝していたら地元の方が「そこのあんた、車じゃないなら飲んできなよ」と酒とつまみをくれました。初詣客にふるまっているみたいです。よそ者なのに混ぜてもらってすいません。
甘酒もいただきました。すごいおいしい。
●興雲寺
八頭郡智頭町智頭364。
元は臨済宗の寺でした。1593年に土砂くずれにまきこまれ荒廃しましたが、1625年曹洞宗の寺として復興します。鳥取藩初代藩主池田光仲の父忠雄の位牌がおかれたことから栄えました。
ちょっと中国っぽい。
今回は8:00鳥取発の電車で行き、10:48智頭発の電車で帰りました。年始のため石谷家住宅が休みでしたが、年始以外で石谷家住宅も回る場合このスケジュールは少し厳しいかもしれません。急いで回る、石谷家住宅をパスする。あきらめてこのあとの特急を使う(次の特急ではない列車は12:56発なので、それを待つくらいなら11:30の特急スーパーはくとを使う方がまだ時間のロスがなくてマシ)など工夫してください。
鳥取駅にもどって昼食を取ります。
●鶴太屋珈琲
鳥取市職人町21。8:30~18:00営業、月~水曜日は11:00~16:00営業(ランチは11:00~14:00、ホットケーキがなくなりしだい閉店)
落ちついた雰囲気の昔ながらの純喫茶です。鳥取はカレーの消費量日本一ですが、ここでもカレーをあつかっています。ちなみに看板にMARUFUKUと書かれているのは元はここが丸福珈琲の店舗で、丸福珈琲を運営する丸福商店に使用を認められた(鶴太屋珈琲が丸福珈琲のファンだったのでそのまま使わせてもらった)からだそうです。
野菜がごろごろ入っており、甘みや酸味は少なく、かすかに苦味すら感じるカレー。スパイスの香りは強め。最初は「あれ、ちょっと苦い?」と思いましたが独特の中毒性があります。
さて、次は景勝地福浦海岸を見に行きますが、ここで1つミスを犯します。福浦海岸で最も美しいのは大岩駅からバスで行ける遊覧船乗り場付近なのですが、次の駅の岩美駅でおりてしまいました(岩美駅の方が福浦海岸自体には近いから)。バスはないけど、どっちにしろ海岸はあるので取りあえず進みます。
2キロ(30分ほど)歩くと海岸が見えてきました。冬の日本海らしい悪天候と荒波です。
ウミネコの群れ。
きれいなところであれば松島のような風景が広がっているのですが、この辺りは普通の砂浜です。
進んで行くと波打ちぎわに通路を見つけました。時々波に隠れてしまいますが、波が引いた時を見計らってダッシュで進んでみましょう。
階段があったのでのぼると、見晴台のようなところに出ました。
進むと神社がありました。
●荒砂神社
岩美郡岩美町浦富2475-17。
白鳳時代(600年代後半~700年代頭)創建という古い神社です。戦国時代には山中幸盛(尼子氏の家臣。尼子十勇士の筆頭で、その強さから「山陰の麒麟児」と呼ばれます。美男子でもありました)が鳥取城攻め際の戦勝祈願をしました。江戸時代に再建され、本殿には(見えませんでしたが)左甚五郎の高弟小倉円三郎による龍の彫刻があります。
よく見たら通れない通路を逆走してたようですね。やけに道が険しいと思ったら崩落してたからみたいです。
普通に海岸前の駐車場から入れました。
さて、また2キロ歩いて岩美駅にもどります。往復4キロ歩くのは時間と体力がわりに合わないので、車で回る時についでに訪ねてみるといいんじゃないですかね。