岐阜県・瑞浪をまわってきたので軽くまとめます。
●瑞浪市
「瑞浪」の読みは「みずなみ」。中山道の宿場町、美濃焼、化石、ゴルフ場などで知られます。
名古屋方面からクルマで来て瑞浪ICで降りたところで朝食を取ります。
●カフェ欒
瑞浪市明世町96-2、9:00~17:00営業・月曜日休み。
瑞浪市民公園内にある、軽食からランチまで網羅しているカフェ。
コーヒーとモーニングのトースト。まあまあのキャパシティがあって食事も休憩もできて、公園備えつけのカフェにしてはかなり便利。高速道路から降りた直後にあるので一休みにもいいですね。
園内には瑞浪市化石博物館や化石の見られる防空壕があるのですが、帰りに寄りたいので一旦スルーします。
まずはクルマで細久手宿まで走ります。
●細久手宿
中山道48番目の宿場町。大湫宿と御嶽宿の間が離れていたため作られた仮宿がきっかけで1610年に新設されました。
面影はそこまで残っていないですが、ぽつぽつと遺構があります。
何となーく雰囲気は残っていますね。残っていますよね?
●大黒屋
公式HP:https://hosokutedaikokuya.web.fc2.com/
瑞浪市日吉町7905-1。
1859年に建てられた旅籠。他家の領主との合宿を嫌った領主の尾洲家が、問屋役の酒井吉右衛門宅を尾州家本陣として定めたことから始まりました。現代でも旅館や食事処として現役です。不定休であり予約が必要なので注意。
特に説明のない味のある建物。
●皇女和宮の井戸
瑞浪市日吉町7862。
1861年に和宮が徳川家に降嫁中、休憩に使用されたとされます。
近くに水をためるための風呂おけがあり、今でも使われていることがわかります。
民家の裏にあって近づくのが難しいですが、たぶん駐車場っぽい空き地を突っ切るのが正しいアクセス方法だと思われます。
●庚申堂
瑞浪市日吉町。
1798年の宿場大火で焼失後、1802年に宿場の厄除けとして再建されたものです。
役行者像。
細久手宿をあとにして、移動しましょう。
●道の駅志野・織部
公式HP:https://shino-oribe.co.jp/
土岐市泉北山町2-13-1、9:00~18:00営業。
普通の道の駅より焼き物が多く売られている印象。レストランやスイーツの店もあり、食事や休憩や買い物の拠点として便利。
みわ屋膳1,780円。ひつまぶしが香ばしくておいしい。
ここから鬼岩公園に移動していきます。
●鬼岩公園
公式HP:http://www.oniiwaonsen.com/park.php
瑞浪市日吉町。
飛騨木曽川国定公園内に位置する景勝地。鬼岩の名で国の名勝で天然記念物に指定しています。
マップ。近くに観光客用の駐車場がありレストランが数軒並んでいますが、大体閉店していて寂れた雰囲気です。取りあえず渓谷・岩巡りコースをのぼっていきましょう。
あらあらしい岩が目立ちますが、道はしっかりあるので比較的楽に歩けます。
巨大な岩の上を歩いていきます。乗り出すと転落しそう。
ちょっと乗り出してみる。
途中で臼岩・展望台コースに迷いこんでしまったり車道に出てしまったり迷いました。道がしっかりあるので遭難はしませんが、案内看板が少なかったり破損したりしているので注意。
大岩の下をくぐっていきます。
松野湖に到着。
松野湖は1961年にできたダム湖です。
鬼岩公園をくだっていきます。蓮華岩・烏帽子岩コースを通っていきましょう。
御智那岩。その名の通り落ちそうで落ちない岩で、学業にご利益があるとされます。
ちょっと煙っている気もするけど良いながめ。下に見える割れた岩は鬼の一刀岩です。
鬼の一刀岩周辺。
鬼の一刀岩。鬼岩公園の鬼の伝説と『鬼滅の刃』の岩を切断するシーンから、『鬼滅の刃』好きの間では聖地あつかいされています。
鬼の岩屋入口。関の太郎という鬼がここに住んでおり、乱暴狼藉を働いていたが退治されたといわれます。
入ると5分間だけ照明が起動します。
岩屋の出入口。
たまにかがまないと通れない道もあります。
足場が不安定なのは分かりますがきちんとピント合わせてから撮ってくれませんかね(過去の私へのクレーム)。
鬼岩をあとにして、琵琶峠に向かいましょう。
●琵琶峠
中山道の中で最も高所(557メートル)にある峠で、長さは1キロあります。730メートルに渡って石畳が残っており、国内最長規模といわれます。その美しさから当時絵にも描かれました。
東入口。
馬頭様。
八瀬沢一里塚。琵琶峠にある、江戸へ91里、京都へ43里を示している塚です。ほぼ当時のまま残っている数少ない塚らしいです。
もう1個の塚。
西入口。
日が暮れてきましたが大湫宿へ向かいます。本来のメイン目的は大湫宿なのでもうちょっと明るいうちに行きたかったですね。
上から見る大湫宿。
宿場町っぽい雰囲気の残る町並み。
●大湫宿三浦家主屋
瑞浪市大湫町。
何も説明や案内がありませんが、国登録有形文化財の旅籠です。
いい面構えの建物だけど何の説明もないなと思ったら、登録有形文化財のパネルだけありました。せっかくなので、ちゃっちい説明看板1枚だけでもいいので設置してくれるとうれしいですね。
●旧森川訓行家住宅(丸森)
瑞浪市大湫町445-2、9:00~17:00開館、無料、年末年始休み。
●白山神社
瑞浪市大湫町410。
暗くなりつつあったので下からながめて終わりにしようと思ったけど、雰囲気があったのできちんとのぼりました。
説明がないけど味のある建物がちらほら。
●脇本陣保々家
瑞浪市大湫町。
大湫宿の脇本陣。当時から改修、縮小されていますが登録有形文化財。今は一般の住宅なので見学不可です。
●大湫神明神社
瑞浪市大湫町398。御神木の大杉は樹齢1300年で県指定天然記念物でしたが、2020年に豪雨で倒れてしまいました。倒木は加工され境内に保管されており、その際の調査で実は樹齢670年ほどであることが判明しました。
敷地の面積に対してご神木大きいですね。倒れる前はものすごい迫力だったことがうかがえます。
ちょっと暗くなってきた。
今回は以上です。全体として地味ながら、中山道の山奥の宿場町の雰囲気が残っており楽しかったです。時間の関係で瑞浪市化石博物館に入れなかったところだけが残念ですね。
今回は以上です。
※大湫宿の動画
●瑞浪市
「瑞浪」の読みは「みずなみ」。中山道の宿場町、美濃焼、化石、ゴルフ場などで知られます。
名古屋方面からクルマで来て瑞浪ICで降りたところで朝食を取ります。
●カフェ欒
瑞浪市明世町96-2、9:00~17:00営業・月曜日休み。
瑞浪市民公園内にある、軽食からランチまで網羅しているカフェ。
コーヒーとモーニングのトースト。まあまあのキャパシティがあって食事も休憩もできて、公園備えつけのカフェにしてはかなり便利。高速道路から降りた直後にあるので一休みにもいいですね。
園内には瑞浪市化石博物館や化石の見られる防空壕があるのですが、帰りに寄りたいので一旦スルーします。
まずはクルマで細久手宿まで走ります。
●細久手宿
中山道48番目の宿場町。大湫宿と御嶽宿の間が離れていたため作られた仮宿がきっかけで1610年に新設されました。
面影はそこまで残っていないですが、ぽつぽつと遺構があります。
何となーく雰囲気は残っていますね。残っていますよね?
●大黒屋
公式HP:https://hosokutedaikokuya.web.fc2.com/
瑞浪市日吉町7905-1。
1859年に建てられた旅籠。他家の領主との合宿を嫌った領主の尾洲家が、問屋役の酒井吉右衛門宅を尾州家本陣として定めたことから始まりました。現代でも旅館や食事処として現役です。不定休であり予約が必要なので注意。
特に説明のない味のある建物。
●皇女和宮の井戸
瑞浪市日吉町7862。
1861年に和宮が徳川家に降嫁中、休憩に使用されたとされます。
近くに水をためるための風呂おけがあり、今でも使われていることがわかります。
民家の裏にあって近づくのが難しいですが、たぶん駐車場っぽい空き地を突っ切るのが正しいアクセス方法だと思われます。
●庚申堂
瑞浪市日吉町。
1798年の宿場大火で焼失後、1802年に宿場の厄除けとして再建されたものです。
役行者像。
細久手宿をあとにして、移動しましょう。
●道の駅志野・織部
公式HP:https://shino-oribe.co.jp/
土岐市泉北山町2-13-1、9:00~18:00営業。
普通の道の駅より焼き物が多く売られている印象。レストランやスイーツの店もあり、食事や休憩や買い物の拠点として便利。
みわ屋膳1,780円。ひつまぶしが香ばしくておいしい。
ここから鬼岩公園に移動していきます。
●鬼岩公園
公式HP:http://www.oniiwaonsen.com/park.php
瑞浪市日吉町。
飛騨木曽川国定公園内に位置する景勝地。鬼岩の名で国の名勝で天然記念物に指定しています。
マップ。近くに観光客用の駐車場がありレストランが数軒並んでいますが、大体閉店していて寂れた雰囲気です。取りあえず渓谷・岩巡りコースをのぼっていきましょう。
あらあらしい岩が目立ちますが、道はしっかりあるので比較的楽に歩けます。
巨大な岩の上を歩いていきます。乗り出すと転落しそう。
ちょっと乗り出してみる。
途中で臼岩・展望台コースに迷いこんでしまったり車道に出てしまったり迷いました。道がしっかりあるので遭難はしませんが、案内看板が少なかったり破損したりしているので注意。
大岩の下をくぐっていきます。
松野湖に到着。
松野湖は1961年にできたダム湖です。
鬼岩公園をくだっていきます。蓮華岩・烏帽子岩コースを通っていきましょう。
御智那岩。その名の通り落ちそうで落ちない岩で、学業にご利益があるとされます。
ちょっと煙っている気もするけど良いながめ。下に見える割れた岩は鬼の一刀岩です。
鬼の一刀岩周辺。
鬼の一刀岩。鬼岩公園の鬼の伝説と『鬼滅の刃』の岩を切断するシーンから、『鬼滅の刃』好きの間では聖地あつかいされています。
鬼の岩屋入口。関の太郎という鬼がここに住んでおり、乱暴狼藉を働いていたが退治されたといわれます。
入ると5分間だけ照明が起動します。
岩屋の出入口。
たまにかがまないと通れない道もあります。
足場が不安定なのは分かりますがきちんとピント合わせてから撮ってくれませんかね(過去の私へのクレーム)。
鬼岩をあとにして、琵琶峠に向かいましょう。
●琵琶峠
中山道の中で最も高所(557メートル)にある峠で、長さは1キロあります。730メートルに渡って石畳が残っており、国内最長規模といわれます。その美しさから当時絵にも描かれました。
東入口。
馬頭様。
八瀬沢一里塚。琵琶峠にある、江戸へ91里、京都へ43里を示している塚です。ほぼ当時のまま残っている数少ない塚らしいです。
もう1個の塚。
西入口。
日が暮れてきましたが大湫宿へ向かいます。本来のメイン目的は大湫宿なのでもうちょっと明るいうちに行きたかったですね。
上から見る大湫宿。
宿場町っぽい雰囲気の残る町並み。
●大湫宿三浦家主屋
瑞浪市大湫町。
何も説明や案内がありませんが、国登録有形文化財の旅籠です。
いい面構えの建物だけど何の説明もないなと思ったら、登録有形文化財のパネルだけありました。せっかくなので、ちゃっちい説明看板1枚だけでもいいので設置してくれるとうれしいですね。
●旧森川訓行家住宅(丸森)
瑞浪市大湫町445-2、9:00~17:00開館、無料、年末年始休み。
旅籠屋の他に塩の専売も行っていました。建物は江戸時代末期の建築と思われ、昭和20年代まで住宅として使われました。2006年に登録有形文化財となり、2014年に所有権が町に移りました。
●白山神社
瑞浪市大湫町410。
暗くなりつつあったので下からながめて終わりにしようと思ったけど、雰囲気があったのできちんとのぼりました。
説明がないけど味のある建物がちらほら。
●脇本陣保々家
瑞浪市大湫町。
大湫宿の脇本陣。当時から改修、縮小されていますが登録有形文化財。今は一般の住宅なので見学不可です。
●大湫神明神社
瑞浪市大湫町398。御神木の大杉は樹齢1300年で県指定天然記念物でしたが、2020年に豪雨で倒れてしまいました。倒木は加工され境内に保管されており、その際の調査で実は樹齢670年ほどであることが判明しました。
敷地の面積に対してご神木大きいですね。倒れる前はものすごい迫力だったことがうかがえます。
ちょっと暗くなってきた。
今回は以上です。全体として地味ながら、中山道の山奥の宿場町の雰囲気が残っており楽しかったです。時間の関係で瑞浪市化石博物館に入れなかったところだけが残念ですね。
今回は以上です。
※大湫宿の動画